吹田市にいた頃、近くにニジマスセンターがありました。入場料はたしか20円~50円位と安く、養殖しているニジマスを貸し竿で釣る事ができ、釣った魚は持ち帰りもできます。持ち帰りはグラムいくらだったと思います。ビニール袋にニジマスと塩を大量に入れていたのを覚えています。一応餌をつけて釣るのですが、針だけでも簡単に釣れました。
施設の建物内には他にもたくさんの水槽があり、色んな生き物が飼われていました。当時は珍しかったピラニアなどがいて、さながら小さな水族館でした。
外にはチンチン電車が置いてあり運転席でよく遊んでいました。 独特の油臭がよみがえってきます。
いま懐かしさのあまり、まだあるのかネットで調べると残念ながら昭和43年から昭和55年の12年間の営業で38年前に無くなったそうです。当時、片山浄水場の施設だった事が分かりました。
ある日、誰から聞いたのかは忘れましたが、生きた水性生物を持っていくと買い取って貰えるらしい事を知り、近くの池へウシガエルを捕まえに行きました。
ウシガエルを釣るのは簡単です。竿に適当な糸を付け大きな三本針を結びます。
その針をカエルの目の前までそーっと近づけ、ゆっくりと、ゆ〜らゆ〜ら揺らしていると虫だと思ってその針に飛びついてきます。
捕まえたウシガエルを青いバケツに入れ、1匹100円で買い取ってもらったら何を買おうかなど期待を胸にセンターに持ち込むと、ありがとうと丁寧なお礼と、はいっと渡されたのは入場券だけでがっかりしたような記憶があります。
今思うとひょっとして飼育していたニジマスやピラニアの餌だったのかなぁ
記憶から無くなりかけていた懐かしい想い出です。