少し日がたってしまいましたが、近場で小鮒が釣れるポイント探しで遂に見つけた理想の池の続きです。
見つけた池は森の中にあり、とても神秘的で池の周りには獣の足跡も沢山あります。
先日、ポイントを探すのに森の中を歩き回り、疲れ果ててその日は釣りをせずじまい。休みは長いのでまぁいいかと翌日に繰り越したのでした。
さて、翌日疲れが残るなか行ってきましたよ。途中、バス釣りのお兄さんが戻ってきました。
私: 釣れますか?
バ: 全く釣れないよ、釣れる気がしない。
小鮒の天敵、ブラックバスが釣れないのは良いことと心の中で思いながら話を少ししました。
池に入る場所を間違えないよう注意しながら目的の場所までゆっくりと歩きます。至るところに、まむしに注意!の看板があり、足元が気になります。
下見は済ませてあるので迷うことはなく目的の場所へ着くと、手際よく釣りの準備をします。
先ずはリュックをおろして中から折りたたみの椅子を取り出すとそこに腰を下ろし一息つく。
都会の騒音は全く聞こえず
ウシガエルがリズムを刻み、鶯が綺麗な声で歌っています。
この時間がとても幸せなのです。
良いんです、釣れなくても。
さて、釣り開始です。
はじめは魚を寄せる為、早めに竿を上げます。
何回か繰り返したあとウキのあたりを待ちます。
この時、かなり集中します。一匹釣れるとそうでも無いのですが、釣れるまでは周りが見えなくなります。
よくある事なのですが、こうした状況の中で突然人が現れるとびっくりするどころではありません。腰を浮かし悲鳴を上げることになるので、少しの物音や草木の動きにも敏感になります。
以前、川釣りでかなり上流で釣っていた時、川は水音が大きく私はひとけに気が付かず同行者に耳元で声をかけられ悲鳴を上げた事があります。同行者は涙浮かべて笑うのですが、こっちはたまったものではありません。
一時間ぐらいたったときでしょうか。浮きが僅かにあたりを伝えます。が、ハリにはかかりません。
かなり小さいようです。
それ以降なんの動きもなく・・・
場所は良いんですがねぇ
腕が悪いのか
他の場所へ移動しても良かったのですが、来る時にお会いしたバス釣りのお兄さんの言葉を思い返します。
全く釣れないよ、水全部抜いたのかな?ベイトもいない・・・
んー、釣れる時は簡単に釣れるのでここは駄目かぁ
もっと水深の深い場所を長竿でやればなにか釣れるとは思います。ただ、私は小物が釣りたいので、この池は諦めよう。私の事を変わってるとは思わないで下さいね。
バス釣りの人が、ルアーを練り餌に埋めて鯉を狙わないでしょ。
それと同じです。
旅はつづく・・・