格安 LGA2011 デュアルCPU パソコンの自作
現在利用しているディスクトップパソコン
OS : Windows10
CPU : 第1世代Corei5
使用期間 : 10年ぐらい
よく今まで頑張ってくれました。
最近はメイン機がLinuxとなり、気にしていませんでした。
さすがに古くなってきました。かと言って、新しく買い換える気もせず、今ある資産を少しでも活かしながらお金をかけずにレベルアップを図ろうと計画を立てます。
最新の物は必要ありません。Windows10とInternet、Excelがサクサク動き、落ちなければ良いのです。
現在のスペック
CPU : Corei5 750
定格クロック : 2.67GHz
TB : 3.2GHz
95W
4C4T
今でも十分使えてるからすごいと思う。起動は遅いのですが、少し時間が経つとサクサク動きます。
気軽にマザーボードとCPUをネットで物色し始めましたが、10年も経てば世代がずいぶん離れているので、他にメモリーやSSD、折角ならグラフィックボードも交換したいところです。これは費用が掛かりそうだなぁ・・・と思っていたところ
amazonで中華のX79マザーを発見!
LGA2011 ✕ 2基でデュアルCPUパソコンを作ってみたくなる。(安いから出来る)
一般的にCPUはCore i シリーズがほとんどなのですが、Xeonと言う選択も有りではないか!よし、12コア24スレッドのパソコンを作ろう!
とまあ、今まで仕事では扱っていた Xeon を自宅PCに考えた事はなかったので、この際、勉強がてら挑戦する事に決めました。
コア数とスレッド数はそれぞれ3倍、6倍となります。
当然、性能は最新のものにはかなわないと思いますが、基準は今あるPCです。性能が3倍に上がれば問題なし。上手く動作すればの話ですが・・・
それでは使えるもの、交換するものをリストアップです。
流用できるパーツ・買い替えるパーツ
CPU 交換 中古
マザーボード 交換 新品
メモリ 交換 新品
電源 使う ← 使えない事が分かったので新品に交換
ケース 使う ← 使えない事が分かったので新品に交換
モニタ 使う
キーボード・マウス 使う
HDD SSDに交換 新品
マザーボードのサイズが E-ATX となり、ケースは買い替えとなります。
デュアルCPU仕様で電源も使えないことがわかりました。買い替えです。
メモリもECC対応で買い替えになります。
結局ここまで交換するのであれば1台追加の方向で考え直す事にします。
価格
価格を調べます。
ヤフオク
CPU ¥3,000〜¥4,000 ×2個
メモリ 4G×4枚 ¥10,000
amazon
マザーボード ¥20,000〜¥30,000 ← 13,000円に抑えた
SSD 6,000円
ケース 6,000円
CPUクーラー×2 5,000円
ざっと、4〜5万円
同じコア数の Core i9-9920Xを買うといくらするのか調べます。
3分の1以下で作れます。
心配なことは、CPU×2マザーボードの情報が少ないこと。
海外サイトYouTubeに同一マザボの動画を発見し動く事は確認出来ました。
これで計画は完了です。
結局ほとんど買い替えとなってしまいました。
果たして動作するのでしょうか?
そろえたパーツ
マザーボード
実際に購入したのは一つ前の型です。
購入したのはSocket LGA2011でE5-2620が動くマザーボード。M.2無し。
なんと言っても安いのが魅力です。
マニュアルは中国語のみなので、恐らく全く理解できないと思います。以前、中国語のWindowsを触った事があり、コントロールパネルすら見つけれずにお手上げ状態だったのを思い出します。
それでも大丈夫です!
マザーボードに印字されている小さな文字を拡大鏡で見て書き写していきます。ピンかけで向きも分かるようになっているので助かります。
メーカーによって書き方は違えどマニュアルよりよほど分かりますよ。
CPU
Huananzhi x79 デュアルCPUマザーボードはSocket LGA2011対応
LGA2011-1と表記されることもあります。
- Xeon E5-2620 6コア12スレッド
- Xeon E5-2650V2 8コア16スレッド
X79(チップセット)
Socket LGA2011 CPU Xeon E5-2620 や E5-2620 V2 など V2まで
X99(チップセット)
Socket LGA2011-3 CPU Xeon E5-2620 V3 などV3やV4まで
この辺は注意が必要です。
CPU購入にも色々罠がありますので気を付けなければいけません。マザーボードでCPU「B0以上対応」と書かれたものは、CPU正式発売前のエンジニアリングサンプルESバージョン。リリースまでの期間をA,B,Cと3段階に分けているようです。
この辺は分からないものには手を出さないほうが良いです。
ケース
マザーボードのサイズに合わせて購入します。
今回はマザーボードが E-ATX (Extended ATX)になります。
(他にATX、Micro-ATX、Mini-ITX などがあります。)
こちらも E-ATX 対応では最安値です。
思ったよりも小さく、スッキリとしています。
あくまでも E-ATX なのにですが。
HDD や SSD を沢山積む場合は入らないです。
ケースの左側が透明のパネルになっています。デュアルCPUをこれでもかと見せるにはもってこい。
あと、前面の左側にLEDが付いていて赤くふわーっと光ります。
電源
玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS GOLD認証 750W フルプラグインATX電源 KRPW-GK750W/90+
- 出版社/メーカー: 玄人志向
- 発売日: 2017/11/20
- メディア: Personal Computers
電源だけはプラグイン指定で4+4電源×2の物を検索
少し高めではありますが、必要なケーブルのみ差し込めば良いのでケース内がスッキリします。
CPUクーラー
Cooler Master Hyper H412R サイドフロー型CPUファン [Intel/AMD両対応] FN1179 RR-H412-20PK-R2
- 出版社/メーカー: Coolermaster
- 発売日: 2018/07/13
- メディア: 付属品
金額につられ購入
デュアルCPUで同じ向きに付けるとファンの爪が干渉しました。
最終的にファンを右側に同じ向きで揃えました。
SSD
SSD 500 Gでは安い方
とまぁお金をかけずに集めました。
最後まで中国製マザーボードが動くかどうか心配です。
途中ですがこんな感じ。
全部組み上げて電源オン!
ダメです。
メモリやCPUの取り外し、指し直しなどなど1つづつエラーコードを見ながら試していきます。
結局グラボが認識されておらず、古いグラボを挿せばVGAで動作しました。Windowsさえ入ればこっちのもの。後から差し替えが出来ます。
デュアルCPUで気を付けないといけないことをいくつかご紹介しました。
これでもか!
と主張しています。
電源ケーブルもすっきり配線できました。
マザーボードにAAと赤く表示されています。これ、ちゃんと起動してますって事?
調べたらポストコードで最終表示はあまり意味ないとか・・・
ベンチマーク
(2020/10/18変更)
CPU:Xeon E5-2650V2 ×2 仕様で再測定しました。
CPU-Z
シングルスレッド 315 いまいちです
マルチコア 6099 これだけ有れば暫くは大丈夫そうです。
CINEBENCH20
マルチコア 4394
同等CPU
結果として第一世代から第9世代へ安く移行できたのかな?
最後に嫌なものを見付けました。
¥41,800
苦労したくない、メーカー品が良い方はこちらをどうぞ・・・(T_T)
この後マザボの交換やCPU載せ替えやっています。
CPU性能比較はCINEBENCH20を使った動画でもご覧いただけます。
X79 マザーボード Huananzhi Xeon E5-2620 VS Jingsha S8 Xeon E5-2650 V2 CINEBENCH20で比較
DualXeon作成時の詳細をまとめました。
ぜひご覧ください。
こちらは次組もうと思っているX99です。
(2020/09/30追記)
特に変な通信は今のところありません。
快適に動作しています。
画像・動画編集やトレード、将棋のシミュレーションなどに最適だと思います。
下記ソフトも問題なく利用中です。
OS:Win10Pro
Office:主にExcel
Shotcut
Chrom
MT4
MT5
cTrader
Music Studio Producer
水匠2
最後までご覧頂き有難うございました。