デュアルCPUマザーボードのチップセットX99
ようやく私の環境にあったX99 デュアルCPUマザーボードをAliExpressで見つけました。
この商品名にもありますX99っていうのがチップセットの名前です。
今使っているX79の後継のチップセットになります。
マザーボードの仕様
HUANANZHI X99-F8D
- Dual processor, support 2011-3
- DDR4 eight memory slots
- single processing four channels
- support 1866/2133/2400MHz
- up to 256G memory
- ECC server memory/desktop general memory
- USB3.0*4 USB2.0*4 can be connected to 2*USB3.0 4*USB2.0
- 10*SATA 3.0 interface
- 1 * M.2 nvme/1 * M.2 ngff
- 3*PCI-E x16 full size slot
ここで気になったのが赤文字の部分と青文字の部分
3*PCI-E x16 full size slot
チップセットの仕様から見れば3*PCI-E x16は無理なはず・・・
その辺をいちから確認していきたいと思います。
1 * M.2 nvme/1 * M.2 ngff
- M.2は接続端子と形状を定めた規格
- NGFFは古い呼び方、M.2は新しい呼び方
- SATAと NVMeの二つの接続タイプ
- SATA:SATA3.0規格で転送速度600MB/s
- NVMe:PCI Express 3.0規格で転送速度4GB/s
画像での切り欠き形状
M.2 ngff
M.2 nvme
両方ともNVMe
長さが違うようだが記述無し
チップセット
INTEL Core i ・Xeon や、AMD RyzenなどのCPU
のほかに今回のチップセットと言われるものがあります。
チップセットはPCの機能・拡張性を決定する重要なコンポーネントで
- 高性能PC向け
- 低価格PC向け
- ビジネスPC向け
と、用途別に用意されています。
そこで現在利用している中華マザーのチップセットを調べてみました。
チップセットの種類
Intel メインストリーム向けチップセット
z:ハイ H:ミドル B:ビジネス Q:組み込み向けやメーカー製PC
Z68/P67/H67/B65/H61
Z77/H77/Z75/B75
Z87/H87/B85/B81
Z97/H97
Z170/H170/B150/H110
Z270/H270/B250/Q270/Q250
Z390/Z370/H370/Q370/B365/B360
Z490/H470/B460/H410
Intel ハイエンド向けチップセット
X79 | X99 | X299 | |
ソケット | LGA2011 | LGA2011-v3 | LGA2066 |
対応CPU | Sandy Bridge-E | Haswell-E | Kaby Lake-X |
Ivy Bridge-E | Broadwell-E | Skylake-X | |
メモリ | DDR3 | DDR4 | DDR4 |
スロット数 | 4チャネル×2 | 4チャネル×2 | 4チャネル×2 |
バススピード | 5 GT/s | 5 GT/s | 8 GT/s |
SATA 6Gbps(3Gbps) | 2(4) | 10 (10) | 8 |
USB2.0(USB 3.0) | 14ポート(0) | 14 (6) | 14(10) |
PCI Expressレーン最大数 | 8 | 8 | 24 |
CPU PCIe レーン構成 | PCIe 3.0 40レーン | PCIe 3.0 40レーン | PCIe 3.0 44レーン |
チップセット製造プロセス | 65nm | 32nm | 22nm |
リリース日 |
2011/11/14 |
2014/8/29 | 2017/6/ |
XeonデュアルCPU対応チップセット
C602 C612 C621
X79はIntel ウルトラハイエンド向けチップセットである事が分かりました。が、しかしもともとXeonデュアルCPU対応チップセットではなさそうです。
この辺が踏み込む際に躊躇してしまうところでしょうか。
ではチップセットによって影響を受けるのは?
チップセットの仕様
メモリの同時アクセス速度
- X79:59.7Gb/s
- X99:68Gb/s
- C602:102Gb/s
CPU直結で接続できるPCI-Express x16のデバイス
- X79:2
- X99:2
- C602:4
PCIe 3.0 40レーン
- 16+16+8 なので単体ではPCI-Express X16スロットx3は無理
- M.2ソケットと排他仕様の場合もあるようだが記載見付からず
CPU直結で接続できる という事か・・・
CPUが2個 (PCIe 3.0 40×2レーン) なのでPCI-Express x16のデバイスを2×2の4個まで可能という理屈になってくると合点がいく。
別マザーでC602搭載が確認できました。恐らくこのマザーボードもサーバー用チップセットを使っていると思われる。
PCI-Express x16 ×3 48レーン
M.2 4レーン ×2 8レーン
動作確認する方法
これは以前、別件でマザーボードメーカーに直接確認したときの方法です。
CPU電源1と2の電源1側だけで起動する。
現行X79マザーボードは電源1側だけでWin10Proがきちんと起動しました。
その時、全部で4画面中2画面の表示になった。
上記の事からPCI-Express x16はCPUで分かれていることが確認できます。
決してマネしないでくださいね!
(自己責任で行ってください)
以上、X99に移行の際に再度見直すために書き残しておきます。