テンカラ竿の比較
現在販売されているテンカラ竿をメーカー別に比較してみました。
どんな特徴が出るのか楽しみです。(個人的見解ですのでご了承ください)
まず選んだメーカーは
宇崎日新、DAIWA、がまかつ、シマノの4つのメーカーです。
宇崎日新 が62本
DAIWA が21本
がまかつ が5本
シマノ が11本
合計99本です。
惜しい!
あと一本で100本なのに~
それぞれメーカごとにシリーズや長さ、調子の違うものが用意されてます。
特に宇崎日新さんは種類が豊富です。
竿のデータを比較するにあたっては各メーカーのサイトに掲載されている竿のデータを元にしました。
最終的にメーカーの特徴が分かりやすく比較できるデータは何かを探しました。
(決して宇崎日新贔屓ではないですよ~)
比較したデータ(X)
(X)= 自重(g)÷継数(本) ÷ 仕舞寸法(cm)
1cm当たりの重さ平均?
良く分かりませんが、継数を入れると特徴が出たのでこの数字を使う事にします。
がまかつ
- X: 0.16 ~ 0.1799
- 先径 0.8-1.1
- 仕舞寸法が長く、長い竿はカーボン含有率を下げたうえ軽く作っている
- 高価
ダイワ
- X: 0.1899 ~ 0.2201
- 先径 0.8-1.0
- X値が大きい
- カーボン含有率が高いほど軽く高価
シマノ
- X: 0.1612 ~ 0.2236
- 先径 1.0-1.6
- 先径が太い
宇崎日新
- X: 0.1222 ~ 0.2150
- 先径 0.5-0.95
- 先径が細い
- ZEROSUMシリーズは全般的に軽く作られている
- 釣師名が付いたシリーズはXの値が0.16~18に多い
- 柔らかい調子は軽く硬調は重い傾向
- シリーズ毎にバランスよく作っている
結論
X値はメーカー問わず 0.16 ~ 0.18 あたりが中心値
X値は通常
支流・短竿 < 本流・長竿
レベルライン < テーパーライン
軟調( 5 : 5 )< 硬調( 8 : 2 )
カーボン含有率99% < カーボン含有率81%
の様になりました。
竿選び
テンカラ釣りの中でも
レベルラインを使うのか、テーパーラインを使うのか
長い竿、短い竿
本流、支流(対象魚の大きさ)
組み合わせによって竿選びも変わります。
私の場合、町中の小さな川でオイカワを釣ったり、長良川水系の支流でアマゴを釣ったりします。オイカワにはダイワより宇崎日新が良いのは一目瞭然です。がまかつ は高いので無理・・・、シマノはデータでは良く分かりません。
ラインはテーパーラインです。
オイカワとアマゴには
軟調 7:3 / 長竿・短竿
という訳で宇崎日新の
- ROYAL STAGE テンカラ 7:3 3.20m
- ROYAL STAGE テンカラ 7:3 3.60m
- ROYAL STAGE テンカラ 7:3 4.05m
が良さそうです。
レベルラインなら ROYAL STAGE テンカラの 6:4 調子
大物狙いなら ROYAL STAGE テンカラの 6:4 調子とほぼ同じスペックでありながら 7:3 調子のZEROSUM テンカラを選ぶと良く、さらにレベルラインではZEROSUM テンカラの 6:4 調子があります。
分かりやすい・・・
スタイルによって選びやすくなっています。
ZEROSUM テンカラは他のメーカーの竿と比較してもXの値が 0.1378 ~ 0.15789 と小さいです。
ROYAL STAGE テンカラ 7:3 MSVF
ZEROSUM テンカラ 7:3 MSVF + 高密度4軸カーボン
釣師名が付いた竿にはさらに高密度なHSVFが使われている。
しかしXの値は0.16以上となっており、ZEROSUM テンカラが別次元である事が伺える。
ZEROSUMが欲しくなってきたよ・・・
調子の違う竿を選んでしまうと振込の際に竿によって感覚が違って振り込みにくくなると思いますので、竿のシリーズと調子は揃えます。下記表でもわかる通りシリーズ毎に値が接近している竿が無難なのかなと思います。
参考までに、でかい主狙いならX 値が大きい竿が良いんでしょうけど、そんな竿でオイカワ釣っても面白くなさそうです。
一応99本を比較したのですが最初の写真を見てもらっても分かる通りテンカラ竿は初めから宇崎日新が勝つレースでした。