前回迄のあらすじ
1年ぶりのテーパーライン自作
昨年、黄金比を使ったテンカラテーパーラインをたくさん自作しました。なので今年はラインに困る事がなく暫くほったらかしにしていた糸撚り機製作の続きです。
市販のテーパーラインにほしい長さの物がなかったので自作する事にしたのですが、作る際、6本の糸を7m張り、それぞれ電動ドリルでねじり撚って作成していました。7mを行ったり来たり大変で時間もかかります。
問題点
- 時間がかかる
- 場所が必要
- 糸の無駄が出る
問題点解決方法を検討
- 6本部分・5本部分と部分単位で撚る
- 部分単位で作れば場所を取らないし糸の無駄が出ない
作成した糸撚り機
ステンレスパイプの中に糸を通し、必要な長さで撚って1本増減し再度糸を伸ばし撚って行けるように設計しました。糸を増やしていくのか減らしていくのかどちらが効率が良いかは実際やってみないと分かりません。
歯車(スプロケ)はラダーチェーンでまわします。1度に同じ回転数で撚る事が可能です。
今回はボックスの制作
今回用意したもの
アクリル板 1mm×300mm×300mm 2枚 ←ちょっと薄かったが問題なし
小ねじとナットM3
仮組み
アクリル板に穴を開け、フランジをM3ねじで固定しステンレスパイプを通します。
メンテナンスも考えて作らないと後で後悔しかねません。
不具合点
フランジを外すのが面倒だったので手抜きして別々に穴を開けた結果、中心が少しずれてて回転に抵抗が出てしまいました。ちゃんと手間をかけないと結局時間を取ってしまいます。アクリル板を45度回転させて穴の位置が上手くいきました。
ラダーチェーンの張り具合を調整
四隅のスペーサーをまだ付けていないのでチェーンの張り具合で歪むようです。
また、スプロケの間隔とチェーンの長さの関係を考えていなかったのでちょっと緩めになってしまいました。現在の構造ではその辺の微調整が出来ません。
上手く出来ました。
アクリル板の中心に大きな穴が開いています。これ、実は扇風機に固定できるように作っています。羽を取った扇風機に固定しますが扇風機の動力は残念ながら使えていません。
今は6本撚りまでしか出来ませんが、今シーズンの釣行ではもう少し重量があっても良いかと感じましたので10本撚りまで出来るように部品を追加発注しました。
幸いメルカリでスプロケを安く調達できました。タミヤのこのスプロケ単品では売っていないので助かります。
写真ではおもちゃに見えますがトータル金額は結構かかりましたよ・・・