前回の続きで今回は
下野てんから舞らいん テーパーライン7mを図ってみます。
まず、結び目が小さいのに驚きです。気づかないぐらい小さくて綺麗です。たまたま安く購入出来たのですが、前回の 宇崎日進 冨士流テンカララインPⅣよりも出来が良いのは見てわかります。同じ買うなら下野が断然お薦めです。
7mは長すぎましたので5m位が良いと思います。
多分私と同じ作り方でしょう。撚りながら本数を減らしていく方法です。
7本寄りから6本、5本、4本となっています。
それぞれの長さは
7本 3420mm
6本 1155mm
5本 1140mm
4本 1300mm
太さは1号よりも細いラインでした。
黄金比3段で2段目を分割 (2295mm→1155mm+1140mm)した9mのラインを想定した数字に近いです。
宇崎日進も黄金比を分割していたな。1m7cm→535mm×2
ここに何か秘密がありそうです。
サンプル数は少しですが市販で売られているテーパーラインの仕組みもわかってきました。アマゴやイワナ用に作られたラインですので、毛鉤の重さや抵抗などの違いはあると思います。私が目指しているのはあくまでもオイカワ用のテーパーラインです。
市販品では大きな数字(全長)を想定して、ラインの先側にかなり余裕を持たせています。きっと誰でも簡単に毛鉤を飛ばせる事を優先した作りなのでしょう。
また、ラインの太さは思ったほど太くなく、太くても1号じゃないかと思います。この辺少しあやふやなのは、持っているラインもそうなのですが、表記が同じ1号でも実際に図ると太さが違います。
あと撚りは強めです。
いよいよ、試作テーパーラインの仕様を考えたいと思います。
比較したところ自作のテーパーラインには余裕が無かった。実際に黄金パターンと白銀パターンを試した時にどちらもとても綺麗に飛びます。毛鉤もふわーっと落ちます。が、風の影響を受け安く、先が流れる事がありました。
テーパーをもう少し余裕を持たせた長さに調整し試作をすることにします。
ラインの長さ4m.5m.6mとラインの号数を1号1.5号2号と変え黄金比、白銀比で18パターンになります。
ちょっと多いので絞ります。
想像ですが、白銀パターンで少し余裕を持たせたラインが風の影響も受けにくく、ふわーっと落ちるラインになるのではないかと思います。また、前回は2号ラインでしたので、余裕をもたせた分ラインを細くします。6本〜2本撚りを6本〜3本撚りに変更します。
まずは1.5号で5mの黄金比と白銀比を作り様子を見て調整したいと思います。
ただ、これから寒くなりますのでテーパーラインの自作は暫く更新が出来ないと思います。